【GⅠ特集】 NHKマイルカップ 2020
こちらはNHKマイルカップの特集ページです。
とにかく荒れるGⅠレースで過去10年の主要券種の平均配当はどれも高い配当になっています。
馬連:8,271円
3連複:59,202円
3連単:311,345円
と、どれも高配当を記録しているレースなのですが、馬連ですらこれだけ高いのかぁと感心してしまいます。
馬連万馬券は4例もありますから、万馬券の発生率も非常に高い確率と言っていいでしょう。
なので、人気薄を3着で押さえておけば大丈夫なんてことはとても言えません。思い切った買い方が求められてくることにありそうです。
荒れ方のパターンを模索すると
1番人気:5勝
2番人気:1勝2着5回3着1回
3番人気:1勝2着1回3着1回
1番人気はちょうど半数の5頭が馬券絡みなので悪くはないのですが、該当馬はみな勝ち馬で他は2着も3着もありません。まさに丁か半かの状態で極端すぎます。
また、2番人気はまぁまぁな印象ですが、3番人気ははっきりと物足りません。
人気走の好走率が弱いのに加えて2桁人気が7度(1勝2着3回3着3回)も馬券圏内に激走しているので配当のインパクトが高いのは納得できます。
ただ、納得出来たところでその恩恵に授かるのは至難の業でしょう。波乱指数はとても高くまともな予想では間に合わない年がままあります。
また、人気のバロメータになるのは前走での成績です。
GⅠのステップレースで優勝したり、条件クラスを勝って勢いのあるタイプなどは評価の対象となりやすいところがあります。
クラシックレースや2歳GⅠなどはその傾向が顕著に出ており、また実際その通りの結果となる事も多いでしょう。
ですが、このNHKマイルCと言うレースはその点でイケてません。
前走1着馬の成績は3勝2着3回と6頭しか馬券になれていません(馬券になった30頭中の5分の1)。なので必然的に人気を裏切るケースが頻繁に起こってしまうのです。
特に16年以降は4年連続で前走1着馬が3着以内に1度も入着していないので大変でした。この傾向は今年もある程度引き継がれるのではないかと思います。
なので、今回は初めての試みになるのですが負けた組を中心に特集を構成して行こうと思います。
そうすることで前走の敗因分析や巻き返しの余地などを探っていければと思います。よって、
NZT勝ちルフトシュトローム、アーリントンC勝ちタイセイビジョン、ファルコンS勝ちシャインガーネット、毎日杯勝ちサトノインプレッサ
の4頭はあえて扱わない事に致します。ただ、当然これらを理由もなく軽視していい理由などはありません。
この4頭は情報的にも勝って当然的な評価のあった馬なので、それぞれの勝利にフロックのような曖昧さも介在していなかったと思います。
4頭全てにチャンスがあるでしょうし、私も4頭全てに印を回しているかもしれません。むしろ本命扱いの馬もいるかもしれません。
そういうつもりではいるのですが、今回は負け組中心で行かせて頂こうと思いますのでご了承くださいませ。
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