【GⅠ特集】 天皇賞春特集 2020
こちらは天皇賞春の特集ページです。
3000m級のレースはステイヤーズS・万葉S・ダイヤモンドS・阪神大賞典と立て続けに番組が組まれていて、12月~3月の4ケ月に集約されています。
ですが、その頂であるべき天皇賞春では阪神大賞典以外の長距離レースからではほとんど活躍することが出来ません。
その頂を目指して鎬を削るローテションとしては機能不全に陥っている状況です。
なぜこのような事態に陥っているかと言うと、これらのレースにはB級ステイヤーしか出走してこないからです。
中距離だと通用するスピードがないとか、決め手比べになりにくい長距離レースだからとかがその理由になていて、能力面で通用の下地を持っていない馬がほとんどです。
また、GⅠ級の馬がこれらのレースに出走することは稀なので、別次元のレベルで競い合っている馬同士ではGⅠレースは敷居が高くなるのでしょう。
天皇賞春は能力不足のB級ステイヤーがスタミナだけで通用するレースではないのです。
なので、天皇賞春は大体の年で阪神大賞典組VS日経賞組と言う構図で行われることになります。何頭かの例外がいますが今年も同じような状況でしょう。
もしくは日経賞・阪神大賞典組による連合軍VSフィエールマンと言う感じなのでしょうか?
おおよそこの3勢力による立ち合いになりそうな今年の案配です。
特集メニューも①阪神大賞典組②日経賞組③菊花賞馬2頭と言うグループ訳でよいと思います。
ただ、昨年の天皇賞春に出走していたメンバーは3頭(1着・4着・5着)だけなので勢力図そのものは様変わりしています。
①阪神大賞典組と②日経賞組から馬券候補となるような馬をしっかりと見極めていきたいと思います。
なお、今回は京都大賞典から直行、JCから直行、マイル戦から臨戦とその他組の動向が意味不明なものが多いのであえて扱わない事にしました。
よって、ダイヤモンドS勝ちからここに出走してくるミライノツバサについては一切扱わない事になります。
冒頭申しましたように、ダイヤモンドSからではここで好走する可能性は少ないと考えています。
実際、ダイヤモンドSから直行して来て馬券になったのは15年2着フェイムゲーム1頭だけ。
そして、ダイヤモンドSがハンデ戦であったことや、ミラノツバサも最低人気での激走であったことから事故の様なものと認識しています。
レース上がり38.1秒の消耗戦であったことでバテた馬を交わしただけだろうと考えていますので、馬が強かったという印象も持てませんでした。
GⅠレースではそう簡単に前の馬は止まらないはずですし、長距離レースの割に上がりが高速化しやすいので同じようなことは起こらないだろうと考えています。
よほど馬が激変していれば△ぐらいは回すことはあるかもですが、現時点ではそのつもりもありません。
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