【GⅠ特集】 大阪杯 2020
こちらは大阪杯の特集ページです。
ヴェロックスの他にクレッシェンドラヴも脚部不安で回避となって最終的には12頭立で行われる今年の大阪杯。
古馬のGⅠレースでは少頭数で行われるレースが増えてきましたね。
最近の例でいえば、16年安田記念が12頭立て、17年宝塚記念が11頭立てなどがあります。
また、当日除外が出て13頭立てから12頭立てで行われた18年天皇賞秋や19年天皇賞春と言った例もあります。
「社台の使い分け」と言う言葉が流行って使われるようになって来たのが15年ぐらいからと記憶しているのですが、こういう背景が時に少頭数GⅠを生むのでしょう。
GⅠレースには出走するだけでも良いという陣営もかつては多くいましたから、一昔前ではちょっと考えられないような事態に今はなっています。
ただ、だからと言ってレースがつまらなくなるという事は決してなく、配当的な魅力が無くなってしまうという事も断じてありません。
上記に例として出した4レースは下記の様な結果になっていました↓
・16年安田記念:馬連3,230円、3連複14,990円、3連単153,560円
∟ロゴタイプ(8番人気)→モーリス(1番人気)→フィエロ(6番人気)
17年宝塚記念:馬連5,250円、3連複10,670円、3連単70,420円
∟サトノクラウン(3番人気)→ゴールドアクター(5番人気)→ミッキークイーン(4番人気)
18年天皇賞秋:馬連1,520円、3連複6,420円、3連単24,230円
∟レイデオロ(2番人気)→サングレーザー(4番人気)→キセキ(6番人気)
19年天皇賞春:馬連1,780円、3連複16,410円、3連単49,110円
∟フィエールマン(1番人気)→グローリーヴェイズ(6番人気)→ パフォーマプロミス(8番人気)
と、このように1~3番人気が馬券圏内で同居したという事例は皆無であり、3連系は全て万馬券決着になっています。
どれも適度に荒れているのです。
予想ブログの方では少頭数の場合に荒れる前提で予想をすることがよくあります。
頭数が少ないことで各馬が牽制しやすくなったり、相手が絞りやすくなるので有力馬の出方待ちをしているうちに踏む遅れたという事が競馬ではよくあるからです。
その結果、少頭数のレースでは荒れる結果になる事が珍しくはなく、皆さんも少なからずそういう経験をお持ちだと思います。
グレードが上がってもこのような傾向に変化はないようなので、GⅠレースと言えでも油断大敵なのです。
もし、皆さんの周りに「今回は少頭数で堅そうだからつまらない」とおっしゃっる方がいるようでしたら、「そんなことはないんだよ」と優しく教えてあげてください。
さて、今回の特集は12頭なので全頭紹介でも良いのですが、今週も後手後手に回っているのでそこまでの時間はないでしょう。
ローテションもバラバラですので、各ステップレースを分析する必要もなさそうです。
なので、有力馬&候補馬を限定して何頭か見ていくようにしたいと思います。
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